2013/02/28

『バチェロレッテ -あの子が結婚するなんて!-』(BACHELORETTE).2012

久々に元気なイメージのキルスティン・ダンストに会える、『バチェロレッテ -あの子が結婚するなんて!-』を観てきました。彼女のことは『チアーズ』の頃から大好きだったのですが、最近は『メランコリア』『幸せの行方...』など物憂げな雰囲気の役が続いていたこともあり、元気な彼女を観るのはかなりお久しぶりな感じがします。共演には、『お買い物中毒な私!』でその魅力を存分に発揮したアイラ・フィッシャー。この2人を一緒にみれるなんて、わたし好みのキャスティング。



おデブな高校の同級生に結婚を出し抜かれた訳あり独身女性3人が、結婚披露パーティー、独身さよならパーティー(BACHELORETTE PARTY)を通して本音を曝け出す、ちょっとダーティーなコメディータッチのハイテンションガールズムービー。


ノリのいいオープニングに期待が広がります♪
単純でカラダの関係先行のケイティ(Isla Fisher)、美人で完璧主義型レーガン(Kirsten Dunst)、元彼引きずり過ぎ破天荒なジェナ(Lizzy Caplan)、と色々問題ありな3人。
それぞれの事情はそれ程深く掘り下げられることはなく、その点は残念な印象でしたが、三十路女の厳しい現実(?)を題材にしているので、指南くさく掘り下げないほうがバランス的によかった、とも思えます。3人の割合で言うと、ジェナの件が一番深くて40%、レーガン35%、ケイティ25%くらいでしょうか。薬漬けのジェナが一番奔走していいところを持っていってしまい、キルスティンのファンとしては、ちょっと肩透かしな感じでした。でも、明け透けなガールズトークとはちゃめちゃなストーリー展開は女性版『ハングオーバー』といった様相で気楽に楽しめました。
キルスティン自体はコメディでの演技はあまり評価が高くないようですが、追い詰められた時の壊れっぷりがリアルっぽく堂に入っていて惹きこまれるものがありました。



私がこの映画で一番印象に残ったのは、ファッション。
キルスティンのワンピースがとにかく素敵だったのでちょっと調べてみました♪このアイボリーのワンピースは3.1 Phillip Limのもの。クラシカルな形なのに、胸のところに縦に大胆なカットが施されていて、シルクのサラッとした質感も相まって、動く度にチラチラとみえる谷間がとてもセクシーなのです。(スレンダーなのにグラマーなキルスティンだからこそ素敵に着こなせるデザイン…)

カジュアル・フェミニンなデザインでN.Y.を中心に展開されているブランドのようです。




ちなみにアイボリーのブライズメイドのドレスはKate Spadeのもの。花嫁惹き立て役として、ちょっとダサ目イメージのブライズメイドのお揃いドレスですが、本作ではスタイリッシュで素敵でした♪選んだのは裏方で仕切っていたレーガンっぽいのですが…その辺りも、先に結婚する女友達への複雑な思い、自分が目立ちたい願望が反映されているのかも?!

三十路女、いろいろあるけど、まぁ飲もう!(字余り)